★デザイナーが高過ぎる本当の理由1

 KANです、お久しぶりです。桜散ってしまいましたね。たった2週間で散るんですね。
 ニッセイのCMで”花の散るのは結構長い”ってフレーズがありましたが、”んなこたぁない。短いものは短い。それが答えだ”って思ってます。でも、一時しかない美しさだから心に残したい、って詩人の気持ちになってた今日この頃です。

 では早速今回のテーマについて語っていきましょう。
 今回のテーマはずばり、デザイナーが高過ぎる本当の理由1です。こんな言葉をデザイナーの人が見たら、印象悪いでしょうね。自分で言うのも何ですが。怒っちゃうかな?怒られる・恨まれるのは分かっているけどやっぱり書きたい。こんなKANってマゾなのか?

 まぁマゾかどうかは置いといて、敢えてこのテーマを選んだ理由は、無用の長物に高いお金を出してもショウガナイってアイズは考えているからです。この点は前回の嫌いな理由2と一緒なんだけど、今回は更に踏み込んで、高過ぎる裏理由の暴露がメイン。結論から言うと、デザイナーって仕事の絶対量が少ないんだわさ、これが。

 おそらく日本のデザイナーの中で、デザインだけで利益が出ている人々はほんの数%だけだと思う。そういうデザイナーに依頼すると、一案件で軽く1000万円オーバー。そんな予算普通の中小零細企業では出せないっつーの。でもね、実は大企業もまた、そんな予算は出さないんだよねこれが。だからデザイン会社は、稼げるときに稼ぐって発想が当然の発想って節があるんだわさ。

 大企業でもデザイン費を使わないという事実を身近な例で考えると、宅急便をイメージすると分かりやすいかな。例えば、日本の宅急便の大手というと”クロネコヤマト””サガワ急便””日通ペリカン”などが挙げられるんだけど、何年経ってもデザインが変わっていないという特徴があるよね。他にも例えば、飲食店で”マクドナルド””吉野家””ロッテリア”等も、配色や文字の形状がほとんど変わっていないことが分かるよね。このような傾向は大手になればなるほど、コーポレートイメージの定着化という概念から、変更しないことが一般的なんだ。もっと分かりやすく言うと、例えば街中でという文字を見たら、マクドナルドに行きたいと思ってしまわせるほど、M=マクドナルドというイメージを持たせることがイメージ戦略と呼ばれるものなんだ。同じようにLを見たらロッテリアに行きたいと思わせることがロッテリアにとってのイメージ戦略なんだ。当然、次々に変わっていくと覚えてもらいにくくなるから不利だよね。だから、大企業ほど、コーポレートイメージは変更しないんだ。

 大企業がコーポレートイメージを変更させないってことは、当然、デザインを外注する件数は減るよね。そうなると結局、少ない仕事でデザイナーが生活するためには、単価を上げてもらうしかないんだ。もちろん、大手だって、零細企業だって、支払が少ないに越したことは無いんだから、そうそう簡単に値上げを認めることは無い。デザイナーはどうするかって言うと、値上げを認めさせるために”こんな特殊技術を使いました””こんな素敵なデザインを開発しました”って技術の押し売り合戦に走るわけなんだこれが。この押し売り合戦が最も効果を発揮したのがバブルの時代。この時期の広告企画会社とデザイン会社の成長率は当時であっても群を抜いていたんだ。その結果かもしれないけど、未だにデザイン会社の営業スタイルは、夜の接待とコネ営業が主なんだ。
 未だにこのような営業をしている姿を見るのは残念だけど、デザイナー = 営業社員 っていう現実を考えると、営業が分かっていないのも仕方ないのかもって思う。

 でもさぁ、自分たちが営業が下手だからといって、その営業高コストを負担するためのデザイン会社の提案制作費40万円は、零細企業にとっては大金なんだよね。KANに言わせると”40万円くらいも支払えないんなら客じゃない”ってデザイン会社は言いたいような雰囲気があるんだ。だからアイズもKANも彼らのことが嫌いなんだ。

 40万払うくらいなら、美大の学生を雇ってデザインさせた方がいいって!次回は、この美大生を雇うメリットを紹介していくね。
 -----嫌われるホームページのポイント--------------------------------------
 |      ● デザイナーは仕事が少ないから単価を無理やり高くしている     |
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