想像上の Web 成功の秘訣”の意味

 ホームページ制作に関する解説本の内容は真実だ。
 もし、そう思っているならば、以下にあげたような誤解を未だにしている可能性がありますので、特に御注意下さい。

 以上の意見が真実であることを証明するために、1つご質問します。
 インターネット通販で成功するためのノウハウをまとめた本が、書店で販売されている状況を見て、あなたはどう思いますか?
 というのも、インターネット書籍では、印刷費もかかりませんし、販売費も安く抑えられるので、利益が上がります。
 一方、書籍にすると、印刷費,販売費,更には輸送費もかかります。その結果、出版社の利益は、定価の2割を下回るのが現状です。
 もし仮に、本当にネット通販で成功するならば、コストのかかる書籍という方法で売るのは何故なんでしょうか?

 インターネット成功のためのノウハウを書籍として売る
 もし出版社がボランティアで出版しているのならば、嬉しいことです。しかし、そんな理由はありません。
 つまり、出版社の成功ノウハウが本当に正しければ、出版社がわざわざ利益の少ない書籍を販売するという矛盾は有り得ないんです。

 ネットビジネスで有名な岩上誠さん曰く、 
 “解説本の編集者は必ずしもパソコンに詳しいわけではなく、あくまで『ライター』なんです。
 彼らは様々な資料をもとに、記事を書くことを生業としているのであって、
 実際にインターネット通販を運営しているわけでもなければ、会社を経営しているわけではないのです。”

 Y's(ワイズ)も岩上さんの主張に同感です。
 ライターの意見を『解説者』として参考にするのではなく、『万能な神の声』として信じると、まず間違いなく徒労に終わるでしょう。
 Y's(ワイズ)は、ライターの意見に惑わされて欲しくないために、想像上の秘訣という言葉で強調しています。


常識と思わされてきた誤解の一部

誤解1. ホームページを持てば、寝てても儲かる。

 インターネットが普及し始めた頃(1996年頃)、ホームページは24時間365日商品や情報を提供し続けているので、無人で24時間営業ができると単純に考えられ、サイドビジネスとして、あるいは寝てても儲かると考えられていました。また店舗を持てない個人でさえも、大企業に張り合っていけると考えられていました。現在(2004年)においては、このような発想は一面では真実であるものの、寝てても儲かるページを持っている企業はほとんどなく、逆に大企業ほどインターネットショッピングに長けているというのが現状です。 その大きな要因は、どんなに素晴らしい商品を扱っている中小企業や商店であっても、名前がなかなか世間に流布されていないということです。逆にいえば、名前を売る手段を持ってはじめて、寝てても儲かるチャンスを得られるということです。
 Y's(ワイズ)は、ホームページ制作において、この名前を売る手段を重視します。それはもちろん、Google 上位表示を含みますが、それだけではありません。ホームページ制作会社としての Y's(ワイズ)のスキル、まずは ”鹿児島 パソコン教室”・”鹿児島 パソコントラブル”といったキーワードを Google で検索して、Y's(ワイズ)関連サイトが実際に上位表示できているのか、確認することから信頼下さい。
誤解2. ホームページは毎日更新しなければならない。

 インターネット通販の解説書でよく言われる毎日更新の必要性ですが、はっきり言ってウソです。そしてまた無駄です。というのは、そういう時間は無いということ。そしてまた、毎日訪問してくれるお客は、アダルトページ等を除けば、まずいない、ということです。掲示板や会議室などのCGIを組んでも一緒です。いつ来るか分からない訪問者へのレスポンスには、正直かなりの労力がかかるのです。でも、レスポンスがしっかりできなければ、お客様の印象は悪くなるんです。ってことは、前もって毎日更新はしていませんって公言したほうがましってことです。毎日更新しないとサービスに欠けるとお考えのあなた、いい方法がちゃあんとあるんです。

 付則しますが、多くのホームページ制作会社は毎月更新したがりますが、それは更新料・管理料という利益を貰うためということが多々あります。ホームページ制作会社に更新を勧められた場合には特に御注意下さい。そして、ホームページ制作会社は慎重にお選びください。
誤解3. インターネット通販は儲かる。

 結論から言って、インターネット通販は儲かります。但し、全ての会社が儲かっているわけではありません。条件が2つあります。1つ目は、オリジナリティーがあること。もう1つは、潜在顧客の数です。 但し、ここでいうオリジナリティーとは商品のオリジナルさのみならず、売る側としてのオリジナルティーも含んでいます。 しかしながら、インターネット通販で成功していない会社・ショップのほうが多いために、インターネット通販はダメだと思われている面は残念なことです。大切なのは「売り方」を知っているかいないかだけです。

 しかし残念ながら多くのホームページ制作会社は、新規事業の一環としてホームページ制作業を営んでいますので、必ずしもそれらのホームページ制作会社が、経営マーケティングスキルも持っているかは疑問です。(詳細は誤解5をお読み下さい。) Y's(ワイズ)は、経営コンサルタント の目から ホームページ制作を行っている、という点だけは是非覚えてくださいね。
誤解4. アクセスカウンターが必要だ。

 確かにアクセスカウンターが増えると、売上が増えそうな気がします。但しアクセスカウンターが意味することは、あくまで来客数であって、購買客ではないのです。1日平均100件アクセスがあるWebページははっきり言って来客数は多いです。但し1日30件程度の来客数でも十分利益を上げることは出来ます。重要なことは来客数をいかに購買客数に近付けていけるかという仕組みを持てるかどうかということなのです。

誤解5. ホームページの制作会社に頼めばうまくいく。

 現在ホームページの制作会社はデザイナー系の広告会社か、あるいはJavaやFlashを利用した技術主導のプログラマー系の制作会社が大半を占めています。 これに対して、割合は少ないですがコンサルタント会社も制作をしています。いわば、『デザインのプロ』あるいは『技術のプロ』あるいは『販促のプロ』によるホームページ制作と言えます。残念ながら、ホームページの唯一の評価基準はCool(かっこいい)というものであり、確かに『デザインのプロ』や『技術のプロ』が作るページは印象的です。(この点につきましては、お近くの書店でWebに関する雑誌を閲覧いただければ御了解頂けると思います。)
 しかし、街中でおしゃれな飲食店があるからといって、必ずしも繁盛しているわけではないように、ページがかっこいいからといって、売上が伸びるわけではないのです。売上を伸ばす方法は全く別です。広告だけが目的ならば、それらの制作会社に頼むのもいいと思います。しかし、売上アップのためであるならば、『販促のプロ』に依頼してください。なぜなら、かっこいいページだから売上が上がるわけではないですが、売上が大きいページをかっこよくすることは可能だからです。